M&P 機械材料・材料加工部門

部門長挨拶

第100期部門長 宮下 幸雄 (長岡技術科学大学)

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 この度,第100期日本機械学会機械材料・材料加工部門の部門長を拝命いたしました.佐々木元副部門長,佐藤知広部門幹事はじめ,部門運営委員の皆様,技術委員会の方々のご協力をいただきながら,部門活動,学会活動の活性化に貢献できますよう努力する所存です.皆様からのご指導,ご協力を賜りたくよろしくお願い申し上げます.

 コロナ禍は未だ続いており,社会活動が大きく制限されている中,学会活動も難しい運営が続いております.2020年度に引き続き2021年度も日本機械学会の各種行事はオンライン開催でした.長引くコロナ禍にあって,各種行事をご担当された実行委員の皆様のご尽力に,あらためまして感謝申し上げます.また,行事にご参加いただきました部門登録会員の皆様におかれましては,オンラインでも活発に交流いただきお礼申し上げます.新しい年度を迎え,残念ながらコロナ禍は引き続いておりますが,2022年度はさまざまな活動が新たに動き始める年であると考えております.例えば,2022年9月13日〜15日に富山大学で開催されます2022年度年次大会は対面での講演会が予定されております.本部門でも多数の特別企画やオーガナイズドセッションが提案されており,会員同士の交流,情報交換や講演発表の貴重な機会となることが期待されます.他方,コロナ禍のオンラインでの行事開催の経験から,問題点とともに対面とは異なるオンライン独自のメリットもわかってまいりました.2022年11月には,本部門主催の国際会議International Conference on Materials and Processing2022(ICM&P2022)が沖縄で開催される予定です.こちらの会議は,日本機械学会独自の行事として新たに開催する国際会議であり,対面とオンラインのハイブリッドでの開催が予定されています.対面でしか実現できない深い議論や意見交換とともに,オンラインの利便性を活かした,前向きな新たな活動を2022年度は始めてまいりたいと思います.

 私自身は,これまで本部門の活動に参加させていただき,歴代部門長をはじめ数多くの方々に学会活動についてご指導をいただくことができました.新型コロナウイルスのほかにも解決しなくてはいけない社会問題は多く存在し,科学技術の発展はそのために不可欠です.学生や若手技術者・研究者の育成,産学連携の推進,国際的な研究ネットワークの拡充などに対する学会の果たす役割は重要と考えます.そのために,部門の特長を活かした活動の継続・発展と部門連携活動の両者を進めていきたいと考えております.部門の特長的な活動として,これまでも活発な活動を続けてまいりましたM&P サロンや各種講習会,研究会・分科会があります.M&Pサロンは本年度も計4回の開催が予定されており,会員同士の交流とともに産学連携のさらなる推進も期待されます.分科会・研究会については,現在活発に活動いただいている分科会・研究会に加え,本部門が先導する,これからの機械材料・材料加工に関連する新たな分科会・研究会も積極的に検討したいと思っています.講習会活動も,本部門の重要性や役割を明確に示す良い機会であり,広報も含めてさらなる展開を考えたいと思います.部門連携活動については,昨年度より始まりました学会横断テーマ「機械・インフラの保守・保全,信頼性強化」の推進が挙げられます.昨年度に引き続き,本年度の年次大会でもパネルディスカッションが開催される予定です.社会的な問題に対しては部門を超えた活動が必要であり,本部門もその特長を活かして貢献したいと思います.ほかにも部門連携では,小林訓史前部門長のリーダーシップのもと,講習会の合同開催の検討や部門講演会での合同セッションの企画などが進められてまいりました.これらを引続き進めるとともに,さらに2023年度には他部門と協力した部門講演会の計画もあり,本年度の議論が重要になると考えています。

 ご存じのように本部門は,機械材料,加工,評価を柱とした研究分野を網羅しています.2022年度年次大会でもテーマとして掲げられております,ものづくりのデジタル・トランスフォーメーションを推進するためにも本部門の役割,重要性はますます高まると考えています.研究者や技術者,各個人の研究活動,技術開発によってこの分野の発展が支えられていることは間違いありませんが,部門としてもこの分野の発展に貢献できますよう,部門運営委員会や技術委員会の方々,そして部門登録いただいております会員の皆様とともにアイデアを出していきたいと思います.繰返しになりますが,2022年度は新たに動き始める年になると考えています.単にコロナ禍の前の活動に戻るのではなく,より発展した活動にしていきたいと思いますので,皆様からのご支援を賜りたくよろしくお願い申し上げます.