ICM&P 2011

第4回 ICM&P2011開催のお知らせ

日本機械学会 機械材料・材料加工部門では、部門主催の国際会議(ICM&P)として、これまで第1回(2002年、ホノルル)および第2回(2005年、シアトル)を米国機械学会の協力を得ながら部門単独で、第3回(2008年、シカゴ)を米国機械学会・製造工学部門国際会議(MSEC2008)と合同で開催してきました。


このたび、第4回ICM&Pを2011年6月13〜17 日にオレゴン州立大学において、米国機械学会(ASME)製造工学部門国際会議(MSEC2011)および製造技術協会(SME)北米製造技術会議(NAMRC)と合同で開催します。多くの皆様のご参加をお願いいたします。また、特に今回は材料関連セッションにASME側からChairあるいはCo-chairとして加わってもらい、米国からの材料関連研究者の参加を充実するための配慮等も行っています。


本会議には、世界中から400人以上の材料加工、材料製造および製造システムに関連する研究者と技術者が参加します。次に示す分野を含む材料、加工に関する幅広い研究発表が行われます。

  • 航空宇宙、自動車、生物医学アプリケーション用の新合金、ポリマー、機能材料、知能材料、複合材、多孔質材料およびそれらの材料の新たな材料製造技術
  • 新たな塑性加工、鋳造、粉末冶金、溶接・接合、コーティング、溶射などの製造技術
  • 構造部材と構造の力学的特性、計測、接触力学、表面改質、動的挙動など
  • クリーンエネルギー、ヘルスケア、ナノテクノロジー市場に向けた、超精密切削及び塑性加工、機械・化学複合平面加工、マイクロスケール成形、接合、組み立てなどの新しいミクロおよびナノ製造技術
  • マイクロリアクター利用のナノ粒子合成。 ナノ構造製膜技術、直流パルス放電焼結など
  • 塑性加工用潤滑油、ろうペースト、工具コーティングへのナノ材料利用による、製造過程における炭素やエネルギーの削減を目指したライフサイクル技術

本会議中は、上記の種々の分野に関するポスター・セッション、パネルディスカッション、およびワークショップなどが行われます。この合同国際会議を通して、技術交流、共同研究などの国際的な研究ネットワークの構築につながることを期待しています。


すべての発表論文は厳密な審査を経た後、採択され会議で発表されます。特集号への投稿を希望する場合には、別にご案内する手続きにより、ご投稿ください。


本国際会議の前日もしくは翌日にワイン醸造所ツアーも企画します。ぜひ、風光明媚な西海岸北部の景色・美食を満喫してください。


武藤睦治 (実行委員長, ICM&P2011)


オレゴン州のご案内

オレゴン州は米国西海岸北部に位置し、会場となるオレゴン州立大学はカスケード山脈とオレゴン海岸の中間に位置します。風光明媚なことで知られるオレゴンでは、過去20年の間に、製造技術産業が、州の経済体制が原料生産を基礎とする経済からハイテク経済に移行するのに大きく寄与しました。 シリコーン・フォレストとして知られるポートランドハイテク回廊には、現在、30以上の主要なマイクロ電子部品会社を含む1,000以上の会社が存在し、ボーイング、プレシジョンキャストパーツおよびダイムラートラックスなどの巨大企業と連携しています。


合同開催される米国側の2つの国際会議の概要のご紹介

Sixth Annual ASME International Manufacturing Science and Engineering Conference (MSEC)

MSECは、米国機械学会の製造工学部門(Manufacturing Engineering Division:MED)の年次講演会であり、一般講演とパネルディスカッションから構成され、製造開発研究における最新の研究成果を提供することを目的としています。

39th Annual SME North American Manufacturing Research Conference (NAMRC)

NAMRCは、製造技術協会(SME)の北米支部の主催する製造技術、設計の応用研究と産業応用に関する年次講演会であり、製造技術分野における国際的なリーダーを学術界、産業界から招き、討論する場を提供します。


重要なお知らせ

7/1 英文ジャーナル特集号の投稿期日の延長についての情報を更新しました.
英文誌投稿


4/1 英文ジャーナル特集号への投稿についての情報を更新いたしました.
英文誌投稿




ICM&P2011Ewebページ(ASMEver.)

この会議の詳しい情報は下記のサイトにもございます。
ICM&P2011Ewebページ(ASMEver.)



ICM&P 2011